交通ルールを守るための教則

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交通教則案内人

交通ルールを守るための教則サイトは、安全運転をするために理解しておかなければならない法律やルール、マナー等を紹介すると共に、全国の自動車教習所やドライビングスクール情報も紹介しています。

 

交通社会の日本において、安全な運転を心がける必要があるのは自動車の運転手だけではありません。
自転車の運転手も必要ですし、運転をしない歩行者であってもみんなが交通ルールをしっかり守ることが、交通事故のない社会を作るための第一歩となるのです。
自己を主張せずに、お互いに思いやりの気持ちを持って交通社会で過ごすことが出来れば、交通事故が減ること間違いありません。
それにはまず、交通法規や交通ルール、交通マナーを理解するところから始めなければなりません。

 


道路交通法の改正

交通ルール案内人

交通社会の変化に合わせて道路交通法も頻繁に改正されています。
新聞やニュースによって知ることが出来れば問題ないのですが、改正道路交通法を十分理解するには自分で調べなければならないでしょう。
自動車運転免許証の更新の際に、最新の道路交通法の改正について勉強することとなりますが、免許証の更新期間が3年若しくは5年なのでやはり自ら調べて理解するしかありません。


交通社会のルール

交通ルール

交通社会には様々なタイプの自動車を運転する者、路面電車を運転するもの、バイクに乗る者、自転車に乗る者、歩行者、車椅子の方、沿道に住む方など様々な人がいます。
それら交通社会にいる人々が自分の思うままに走行、行動しては成り立たなくなり、交通事故は必然となるでしょう。

 

日本は車社会が長年浸透しており、法治国家であることから交通事故は多いものの交通法規や交通マナーによって秩序ある交通社会が成立しているといえるでしょう。

 

その交通社会にいる人々すべてが思いやりと譲り合いの精神に基づいて道路を利用することができれば交通事故は激減するでしょうが、残念ながら難しいものになっています。

 

交通法規・ルールだけを守っても円滑な交通社会は成立しません。
自動車の運転者、自転車、歩行者等が交通法規・ルールを主張しても解決できない問題はたくさんでてきます。
自動車を運転していて、左側を歩く、信号を無視する歩行者、右側を走る、一時停止をしない自転車など交通法規を守らない歩行者や自転車は当たり前のようにいるわけで、だからといって自動車が自転車や歩行者を危険な目に合わせてはいけません。
自動車の運転者の中にも交通法規を守っていないひとはたくさんいます。
よって、それぞれが交通法規を守ること、自動車が自転車や歩行者に注意しなければならない立場なので、気持ちにゆとりを持って安全運転を心掛けることが大切なのです。


自動車運転の際の心掛け

運転時の心がけ

自動車を運転するに当たって心掛けることは、体調が優れないときには運転をしないということです。
病気の場合は当然のこととして心配事がある場合、疲れている場合なども含めて気持ちに問題を抱えている場合には運転をしてはいけません。

 

このような体調の時には安全運転ができません。
注意力が散漫となるだけでなく、認知力や判断力、操作力に支障をきたし交通事故発生の原因になりかねません。

 

例えば疲れているときに運転をすると、眼球の動きが鈍くなり、安全確認のための目視や判断をすることが面倒に感じたり、ハンドルやアクセルの操作が荒くなったり、反応する時間が遅くなったりします。
自動車の運転前に心身の状態に不安を感じたら運転は止めましょう。

 

また寝不足の状態で運転することも大変危険なので運転は絶対に止めましょう。
長時間運転したことによる眠気や食後の眠気などは、休憩を取ることによって解消することが多くありますが、寝不足の場合にはリラックスした状態でしっかりと眠らないと眠気は解消しないといわれています。
大きな交通事故を起こす前に運転は控えるようにしましょう。

 

寝不足といえば、睡眠時無呼吸症候群の方は運転をする、しないということよりも、まず病院にて治療を行って病気を治すことが大切です。
睡眠時無呼吸症候群の方は本人は眠れていると感じていても、身体は無呼吸状態が起きていることによって休めていません。
よって慢性的な寝不足状態が続いています。
このような状態で運転をすると突然我慢ができないような眠気に襲われることもあり、交通事故のリスクは大いに高まりますので運転をせず治療を行うようにしましょう。


飲酒運転をなくすために

飲酒運転は絶対ダメ

飲酒運転をなくすには、まず何よりも自動車を運転する本人の自覚が重要となりますが、周りでも飲酒運転をさせない環境を作る必要があります。

 

そのため道路交通法が改正され、飲酒運転を助長する周辺者の飲酒運転幇助(ほうじょ)行為を対象に罰則が規定されました。
飲酒運転を行うおそれのある者に対し、車両の提供、酒類の提供、飲酒している者に対して運転の要求、飲酒している者に対して運転を依頼して同乗するといった行為は処罰の対象となります。

 

当たり前のことなのですが、飲酒運転をなくすためには以下のような取り組みが重要となります。

 

・マイカーを利用しない
お酒を飲む場合には、マイカーを使用することなく公共交通機関やタクシーを利用します。
やむを得ずマイカーで飲酒する場所へ行ってしまった場合には、自分で運転して帰ることなく運転代行サービスを利用して帰るようにしましょう。

 

・家族に依頼する
普段マイカー通勤しており、お酒を飲むことが分かっている場合には、家族に送り迎えをしてもらうなど協力してもらいましょう。
家族の協力が難しい場合には、ホテル等に泊まるなどして酔いを完全に醒ましてから帰るようにしましょう。

 

・ハンドルキーパー運動の活用
ハンドルキーパー運動とは、自動車にて飲食店へ行って飲酒をする場合、仲間や飲食店の協力を得て、お酒を飲まない人(ハンドルキーパー)を決めて、その人が仲間を自宅まで送り届けることをいいます。
複数の人数でお酒を飲みに行く場合には、このハンドルキーパー運動を実施することができれば飲酒運転を避けることができるでしょう。


危険を予測する運転

危険を予測する運転

自動車を運転するに当たって、安全に走行するためには危険を予測することが大切です。
目に見えている他に、停車している路線バスや駐車車両、障害物のかげに歩行者等がいることを予測して、いつでも対応できるような運転を心掛けましょう。

 

運転中は集中力を増して、目視やルームミラー、ドアミラーの確認、窓の外から聞こえてくる音の確認によって運転に必要な情報を捉えるようにします。
例えば交差点を右折中には、対向車の確認、前方車の確認、後方車の確認、交差点にて停車している車両の確認、右折方向の横断歩道の確認等が考えられます。

 

また、ちょっとした情報から歩行者の存在を察知することも大切です。
例えば、駐車車両の屋根の上から人の頭が見えたので歩行者がいることを確認できる、大型トラックといった駐車車両の下に人影が見えたので歩行者がいることを確認できる、対向車の大型トラックが左折する際に床下の隙間から人の足が見えたので歩行者がいることを確認できるなどの察知能力を備えましょう。

 

歩行者の行動を予測して運転することも重要で、危険な行動に出た場合にでも十分対応できるようにしましょう。
例えば、高齢の歩行者が周囲の確認をしないで突然横断する、前方左車線を走行していた二輪車が、駐車車両を避けるために目の前で突然進路変更するといった行動が考えられます。

 

歩行者の行動については、身体の向きや動作、目の動きなどから、何をしようとしているのか、自分の車に気付いているのかなどを読み取るようにすれば、多少は行動の予測することができるでしょう。